また、吹き抜けを設けることで部屋自体をとても明るくさせることができます。吹き抜けにも色々あって、1階部分の吹き抜け、2階天井までの吹き抜けなどです。また、吹き抜けのある部屋は天井の形状を勾配天井にすることでなお一層天井を高くとることが可能となります。勾配天井は屋根の形状に合わせて設けることが多いために屋根よりすこし下げたくらいの高さまで天井を設けることが出来るのです。
しかし、吹き抜けにも欠点があります。それは冷暖房が効きにくくなるということです。冷暖房は部屋の面積じゃなくて、体積で計算しなくてはなりません。たとえば10畳用のエアコンを吹き抜けのある10畳のリビングではエアコンはあまり効きません。そのために倍とまでは言いませんが、冷暖房の能力の高いエアコンを選ぶ必要があります。
しかし、吹き抜けがあっても冷暖房の効きをよくする工法があります。それは高気密高断熱の住宅にすることです。高気密工断熱の住宅は大げさな話1台のエアコンで家全体の空調を管理することが可能となります。高気密・高断熱工法の住宅は外部からの熱源をシャットアウトするために必要最小限のエアコン能力で良いのです。
このことから吹き抜けを設けるときには高気密高断熱住宅で住宅を作ることをお勧めします。